どうすればワクワクできるかを考えよう

この時期の日本は、すっかりハロウィンが浸透したと思う。


私が仕事を始めたころは「ハロウィンってなに?食べ物?」という反応が大部分だったことを思うと、その認知度は随分上がった。東京や大阪の某有名テーマパークの功績は大きい。

しかし、日本のハロウィンは独特だと思う。どちらかと言えばハロウィン=仮装する日、という印象が強いのではないだろうか。本来ハロウィンはケルト人の祭りを起源とするものだし、それが海を越えてアメリカに伝わり、子供たちが仮装して家々を周ってお菓子をもらうイベントになった。アメリカでは、トリック・オア・トリート後には子供のみならず、学生たちや近所の人も共に集ってパーティーを開く。日本ではトリック・オア・トリートはそこまで身近なものではない。開催している所は英会話スクールぐらいではないだろうか。

ただ私は、取り入れる国の文化によって行事の色合いが変わるのは良いことだと思っている。というのは、アメリカの、本格的にハロウィンの飾りつけをした屋敷などは、結構すごい。リアルなゾンビ、恐ろしい顔のジャコランタン、滴る血の演出をした床、蜘蛛の巣が張り巡らされた天井、墓場を模した庭…。ハロウィンと言えばキュートなカボチャとおちゃめな魔女やプリンセスのコスチュームだと思っている、日本人の小さな子供が見れば泣くこと必須だと思う(だって私も怖いのだから)。この国では、リアルよりkawaii(可愛い)ものが受け入れられるし、素敵だと思う人が多いのだ。


数週間前から私の仕事場もハロウィン仕様となった。オレンジのカボチャがあるだけで、秋の雰囲気になるのが面白い。生徒たちの反応も上々だ。実は今月「ハロウィン週間」というものが設けられており、期間中の授業には仮装をしてきてもよいことになっているのである。生徒だけでなく講師も、である。私は一昨年は「指輪物語」のエルフ、昨年は「不思議の国のアリス」の帽子屋。今年は竹筒をくわえた某アニメのヒロインにしようかと思っていたが、どうやらそのキャラクターのコスチュームは引っ張りだこらしいので止めた。そこで考えた、〇〇にしようと。…書きたいけれど、生徒が読んでいる可能性もあるので、ここではまだもう少し秘密にしておこうと思う。今年は過去2回の仮装とはかなり趣向を変えた。


生徒が聞いてきた。「先生、勉強なのに、仮装して来ても、いいの?」私は「でも楽しそうだと思わない?」と尋ね返した。みんなはとっても楽しみ!と答えた。私は力強く答えた。だからするんだよ。勉強を楽しくってしょうがないものにしなくちゃ勿体ない。どうしたらワクワクできるかを考えて、めいっぱい実行することって大切だよ。なぜならそれが勉強を楽しむカギになるのだから、と。


ハロウィン週間はワクワクがあふれる授業を作りたいと思う。

Be ambitious, boys and girls!


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