先日、ヘアサロンに行った。
いつもお世話になっているヘアサロンは、オーナーさんもマネージャーさんもスタッフの皆さんも親切で、サロン全体の雰囲気がとても良いため、訪れることがひとつの楽しみである。
ヘアカットの際、しばしば「お任せでお願いします」と注文する。するとスタイリストの方が「今は夏なので軽めで色々遊べる○○の形はどうですか。秋頃伸ばすことを考えて△△にしておくのもいいですよ。」といった風に季節やトレンドを意識したヘアスタイルを私の頭の形や顔に合わせて提案してくださる。客観的に自分の姿を観ることは難しいので、専門家にお任せできるのはとても有り難い。
私は人生の8割以上はロングヘア、その内の7割は前髪をパッツンとそろえた形が基本で過ごして来ているのだけれど、今回はここ数年の主流の薄めの前髪、シースルーバングにしてもらった。いつものようにスタイリストさんにお任せした結果なのだが、多分、自分では「やってみたい」とは言えなかったろうなぁと嬉しかった。なぜなら私は昔からあまりにも流行っている物や事に手を出すのが、興味はあってもなんだか気恥ずかしく感じる面倒くさい性質なのである。
かくしてヘアカット後、数日間のブロー(の練習)を経て、初のシースルーバングは私の非常に気に入ったのだった。
ヘアサロンやカフェのようなお店でも、サークルや習い事のスクールや教室あるいはクリニックなどでも、人が「ここに通おう」と決める理由は何だろうと考える。
立地、技術力、料金、教え方、メニューの充実、食べ物の美味しさ、建物の清潔さ、お洒落度・・・色々あるだろう。もちろんこれらは非常に重要だ。しかし、様々な条件を凌駕するものは、「そこにいる人」ではないだろうか。なぜなら、結局人は、会いたい人に会うために、出かけて行くからだ。場所がどれほど良い条件を抱えていても、接してくれる人に会いたくないなら、おそらく再びそこに足を運ぶことはない。
人が会いたいと思う人は、会いに来てくれる人を大切にしてくれる人だと思う。
Be ambitious, boys and girls!
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