教える理由を書いてみた

私の元教え子がカフェダイニングをオープンしました。この夏のホットで嬉しいニュースのひとつです。


スクールでは小学生の頃から高校を卒業するまでの間、彼女Kちゃんの成長を見守ることができました。大きな特権だったと思っています。来月故郷の友人と定例ランチ会を行うので、お店に訪れたいと今からワクワクしています。きっとKちゃんらしい明るくて温かい、素敵なお店だろうな。


さて、この頃実感すること。それは「新世代が来た」です。


先述のKちゃんもそうですが、昨年あたりから、元生徒たちの成長や活躍をそこここで見聞きする機会が少しずつ増えました。私のスクールでは、この夏から一人、新しい講師を迎えましたが、なんとその人は、私が8年間指導している生徒なのです。ずっと「Sちゃん」と呼んでいた彼女のことを、尊敬を込めて「S先生」と呼ぶようになるのです。


初めて出会った頃のS先生は小学4年生。一緒にお勉強を始めた頃はテニスに夢中の明るい中学生。2度の受験を経て高校と大学へ進学。昨年は夢だったカナダはバンクーバー(私の推し都市でもあり)へ留学。8年間ともに学んで来た彼女がスクールで指導者の立場になるとは。想像していませんでした。私の指導を受け続けてくれたS先生だからこその特別な信頼を感じます。きっと誠実で真摯な指導者になるに違いありません。


私が教える理由はたったひとつ。

「私の指導を受ける生徒たちを通して、社会をより良い方向へ変えていくため」


かけだしの講師だった頃から今まで、これを瞳のように大切に守り、心に刻んでいます。私の名前は忘れられても良いけれど、私が指導したことが、いつの日か生徒の人生において考える力となって顕れ、未来をより良きものとして創り出す力と成るように。これこそが自身にとって、指導者としての究極の使命です。


新時代。に相応しく、自身も成長し、日々新たにされたいと願います。